MDP

2025/04/05

【MDP Vol. 02】 湖池屋 プライドマッチ2025 4月5日(土)

ゲーム情報

HOME湖池屋 プライドマッチ2025
日時2025/04/05(土) 13:00
会場ヤンマースタジアム長居
VS
ASハリマアルビオン
マッチスポンサー​株式会社湖池屋

MATCH PREVIEW (今節の見どころ)

あと一歩で、するりと勝ち点が逃げていく戦いが続く。それでもチームは前を向いている。
ここまでの5失点のうち4失点が試合時間70分以降の試合が決まっている。特に前節の愛媛戦はゴールキーパーの和田涼花を中心に集中した守りで何度もピンチを凌いだ。それだけに87分のオウンゴールが重くのしかかる試合となった。

武田は「去年は周りの選手に引っ張ってもらったから、今年はプレーでチームを引っ張っていきたい。個人としてはシュート数を増やしてチャレンジしていきたい」と攻撃陣を率いる意欲を燃やす。3試合いずれも1点差で試合が決しているだけに複数得点も鍵になりそうだ。
対戦相手はASハリマアルビオン。昨シーズンはホームアウェイともに勝利を収めた相性のいい相手だ。

試合の翌日には隣のヨドコウ桜スタジアムにてなでしこジャパンの試合も開催される。代表戦にも負けない熱い試合で関西対決を制し、ホームで今シーズン初勝利を掴みたい。

PICKUP PLAYER(選手紹介)

武田 菜々子

2024シーズン途中に約7年間所属したWEリーグ・マイナビ仙台レディースより移籍。加入後は6試合に出場し1得点を挙げ、後半戦の即戦力として活躍。今季ここまで1ゴール1アシストを記録し、攻撃を牽引する存在となっている。

1節・伊賀戦ではスペランツァの今季開幕ゴールを挙げた。遠方から来場した両親の目の前での得点だった。両親への思いやりや感謝を口にしつつも、表情には悔しさが滲んでいた。

また、彼女の思慮深さは年末に個人のファンイベントを自ら企画したことからも伝わってくる。「ファンの皆さんに直接何も言えないまま仙台から移籍してしまった。自分から感謝の気持ちを伝えたくて場を設けました」と、どこにいても変わらないサポーターへの気持ちを語った。

勿論、プレー面でも抜かりはない。パーソナルトレーニングに取り組み自らのコンディションの良さも口にしている。それ故に勝利が欲しい。
このピッチ内外での姿勢こそが、アマチュアリーグであるなでしこリーグにおける数少ない「プロ契約選手」としての武田の矜持なのかもしれない。

COMMENT(コメント)

監督 種田佳織

Q.ASハリマアルビオンの印象をお願いします。
得点を決めきれるFWがいるのが強みだと思います。昨年のシーズン序盤は苦しい試合が続いていた印象ですが、前節をみてもしっかり守ってセットプレーで点を取れているので、徐々に波に乗り始めていると感じています。

Q.今週の取り組みについて。
基本的には攻撃です。勿論、失点はしているので守備の部分にも着手してはいます。ですが点を取らないと勝てないですし、1節2節は1点取っていますがもう1点取れるチャンスはあったので取らないといけない。相手の出方が不透明な部分もあるので、攻撃を重視してきました。

Q.今のスペランツァのポジティブな部分はどこですか。
一生懸命最大限の力を出しながら選手たちは戦ってくれています。3試合終わって結果は出ていませんが、内容的には昨年より若さやアグレッシブさは出ていると思います。今節も甘い相手ではありませんが、ベンチメンバーも含めて勝ち点3を取りたいと思います。

選手 玉田 愛理

Q.3試合戦っての手ごたえ。
自分自身としてはできることが増えてきている手ごたえがあります。徐々に自分の本来の力を発揮できるようになってきました。それを結果につなげられるようにチームとして必要なことをしていきたいです。

Q.試合終盤に失点が続いていますが、どう守っていきたいですか。
去年より守備は粘り強く戦えていると感じています。ただ、相手が力を持って強くくると押し込まれてしまいます。なので、クリアする場所をはっきりして、弾き返せるだけのパワーを後半でも発揮できるようにしたいです。

Q.4/6は25歳の誕生日です、おめでとうございます。抱負を聞かせてください。
サッカーでは、なでしこリーグ3年目になり後輩も沢山入ってきたので自分が少しでも引っ張っていければいいなと思います。サッカー以外では、インタビューの受け答えができるようにしっかりしたいです(笑)

選手 吉尾 香音

Q.ニッパツ戦での初ゴールについて。
 自分のミスでカウンターを受け失点してしまったので、取り返さないという気持ちが強くありました。ゴールはずっと意識していました。武田選手がボールを受けてつないでくれたので「自分のところに転がってくるかな」との期待もあり走ったらボールがきたのでとにかくシュートを打ちました。

Q.大卒ルーキーながら出場を続け、シーズン序盤でなでしこリーグ初ゴールも決めました。それにより自分の中ではどのような影響がありますか。
 得点は自信につながりました。最初は大学リーグとは違うなでしこリーグ特有の場の雰囲気に緊張をしていましたが、少しずつ楽しめるようになってきました。出させてもらっているからこそ、このチームの勝利に貢献したい気持ちは強くなっています。
 3節終わって勝てていないですし、ホーム戦になるので全員で戦って絶対勝ちたいと思います。

河内長野市の魅力(選手から紹介)

「みんな大好きまーおばちゃん」

By 谷本景、渡谷祥乃、左子五月

みなさんはコノミヤ南花台店にある「てるてるぼうず」というお店をご存知ですか?
ここではたこ焼きをはじめとする粉物の料理やオムライス、五目チャーハンなども食べられます🐙

今回、私たちが食べたのはこちらです、モーニングセット、たこ焼き、オムそば、オムタコです!

モーニングは「なくなるまでモーニング」と題し、開店から無くなるまで販売しているそうなので、お昼過ぎに行ってもまだ食べられるチャンスがあるかもしれません🤭

オムそばと、オムタコは見た目は同じですが、中身が焼きそばか、タコ焼きかで違います!私たちは県外出身なため、オムタコの関西オリジナリティーに驚き、ハマりそうです‼

そしてこちらが看板娘の「まーおばちゃん」です💪いつも元気いっぱいです出迎えてくれます☺️
選手たちもよく利用する「てるてるぼうず」是非行ってみてください⚽️

ファン・サポーターからのメッセージ紹介

・23豊村選手の復帰を楽しみにしておきます。
・がんばってください!!
・依々菜⚽️元気に走り回ってシュートをきめてね!
・景キャプテン❤️笑って、チームを勝利へと導いて
・森選手の復帰を楽しみに待ってます。
・今が頑張る時!応援してます❗️❗️
・勝利で笑顔も満開に🌸
・前を向いて最後の最後までがんばっていきましょう!!ホームで勝利を願ってます🍀
・スペランツァを見て自分も頑張ろうって 元気になれます!ガンガン応援してます!
・たまぎわの強さを
・いつどんな時でも応援しています。
・勝ちがみたいです
・さっちゃんのシュート見たい〜頑張って〜
・愛理ちゃんのシュートまた見たい〜がんばれ〜〜
・頑張れ!スペランツァ!ホームで絶対勝つぞ🔥ももちん!今日も体張って守る姿期待してます🍑
・頑張れスペランツァ
・ふぁいとー!

対談企画【スペランツァからの一歩】

今回、MDPの企画として『スペランツァからの一歩』を連載することになりました!

退団・引退をし、スペランツァから離れた今。元プレーヤーだった彼女たちはどのような生活を送り、“サッカー”はどのような存在になっているのか…。

記念すべき第一弾の今回は、スペランツァの、いや「なでしこリーグ」のレジェンド3選手、中野真奈美×澤田由佳×浅野未希にインタビューしてきました。

引退をし、数年経った今の生活を伺うと、現役時代の苦労なども見えてきた。選手であれば、当たり前と言われている事かもしれないが、実際に「する」となると想像以上に大変な事であると、感じさせられた。

澤田 由佳(以下、澤田)今は子育てをしていて、4月から仕事復帰します。元々スペランツァ時代に勤務していた「みくりや」さんに。 
(現サポートカンパニー みくりや青果株式会社:https://118mikuriya.co.jp

中野 真奈美(以下、中野):あさ(浅野)は?

浅野 未希(以下、浅野):私も、スペランツァ時代に勤めていた「レインボー物流」で働いています。
(現サポートカンパニー 株式会社レインボー物流:https://rainbowb.com

澤田:真奈美さんは今何やってるんですか?

中野:私はスペランツァ大阪の一応、広報やってる。今までサッカーしかやってこなかったから、いざ広報って言われても何をやっていいか分からなくて、色んな人に聞きながらパワポの使い方から教えてもらって。(笑)

澤田浅野へぇ〜、えっ練習は?

中野:練習は週一回、写真撮ったりとか、取材対応をしたりしてる。

中野:あさ(浅野)たちはさ、引退して、仕事も一般の人と同じ時間勤務するってなってしんどくない?私はその生活ができないって思った。

澤田:できないと思ったけど意外と平気だったし、現役時代は練習行くから、気を張っていたし、朝から食べる物も考えたり、体のこと考えていたから、それは楽になった。

浅野:食べ物とかも、あれ食べなきゃ、これ食べなきゃ、試合前にはあれ食べて…って生活してたもんね。薬にも気を遣ってね。

澤田:でも、いつまでも動ける身体でありたい。から、サッカーはやりたいな〜。

今でも「サッカーをやりたい」と口にした、ベーさん(澤田)。では、なぜ引退を決めたのだろうか。

澤田:正直、その前に引退しようかと思ってた…もう身体が言うこと聞かないし、関西で一年だけやって引退するつもりが、怪我をしたからもう一年伸びた。でも、関西で最後はやりたかった。

中野:なるほどね。怪我のタイミングもあるよね。あさ(浅野)は?

浅野:私も、最後のリーグ戦(対伊賀)で試合中にひざを痛める怪我しをしたのが最後でした。

中野:え、それで決めたの?それが無かったらまだサッカー続けてた?

浅野:はい。それがなかったら、やってました。

澤田:え〜〜〜。それは衝撃。

浅野:え、なんで?やってるよ。真奈美さんは、なんで?

中野:私は、単純にしんどいから。身体もそうだし、あとは同じ時代を経験した選手がいなくなって、考え方とか状況がガラリと変わって…。あとは楽しめなくなった。今日、自分できるかな?走れるかな?とか、考えるようになって。そういうのが、しんどいと感じるようになった。

澤田:めっちゃ、同じ気持ち。

中野:でも、河内長野に移動してなかったら、まだやってたかも。そういうタイミングが重なって、今かなって思った。

澤田:辞めた年齢や時期は違えど、みんな理由は一緒だね。

中野:ここまでやってたら、そうだよね。今の子達は、やりたいことがあって辞めたりするけどね。

長年、サッカーを生活の一部としてきた3選手は、サッカーを「自ら辞めた。」というよりも、「その時期が来てしまった。」ように感じる。その理由として、やはり怪我や環境の変化はついてまわる。だからこそ、今のサッカーとの関わりについて、こう語ってくれた。

澤田:スペランツァは、いつも気にして見てる。けど、どんどん知っている人が減ってきて見る機会は減ってるけど、種田監督とかまだ知っている選手がいるので、常に結果はチェックしている。

中野:ほんまかいな〜。(笑)

澤田:いや、ほんまやって。(笑) スペランツァ勝ったで〜とか、この選手調子ええで〜って周りに言ってる。

浅野:言ってるな。〇〇出てる〜とか。
あとは、移籍した選手とかも、移籍先で出てるか〜とか、一緒にやった選手は、どこで頑張ってるんだろうとか気になる。

中野澤田:わかる〜。

浅野:出てなかったら、怪我してないか〜とかも見てる。

と、話は尽きなかった。選手時代とは違うものの、日常にサッカーが根付いていることは変わり無いようだった。

(文・中島彩香)

この対談の詳細が知りたい方は、なんと!動画が、試合配信(YouTube)のハーフタイムにて、ご覧いただけます。
ライブ配信を見ている人はもちろん、試合会場にて応援している人も、是非ご覧ください!

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日時2025/04/20(日) 13:00
会場J-GREEN堺S1メインフィールド
マッチスポンサー株式会社マルシゲ